島の自然とともに育つ、豊島珈琲園の原点。
初めまして。豊島珈琲生産者の豊島靖広です。
私は徳之島で生まれ育ち、長年この島で地方公務員として働いてきました。
そんな私が珈琲栽培を始めるきっかけとなったのは、数年前、地元の新聞で目にした「徳之島でも珈琲が育つ」という記事でした。
興味を持ち、徳之島珈琲栽培の先駆者である「よしたま」さんのもとで一から学び、少しずつ畑を広げながら豆を育ててきました。
自然豊かなこの島で、土や風と向き合いながら珈琲を育てる日々は、私にとって新しい人生の楽しみでもあります。
定年退職を機に、「この珈琲を本格的に人に届けたい」という想いが強くなり、息子たちとともに徳之島珈琲の販売をスタートしました。
私の一番の願いは、
珈琲を味わう、あの幸せな時間を、ひとりでも多くの人に届けること。
今日も島の自然とともに、心を込めて珈琲を育てています。
どうぞ、徳之島の風景を思い浮かべながら、
島じかんとともに味わってみてください。
Geography
徳之島は、鹿児島県奄美群島に属する南の島。東には太平洋、西には東シナ海が広がり、島の中央には緑深い山々が連なります。
温暖な気候と豊かな降雨量。海風と太陽に包まれたこの環境が、島の暮らしを形づくっています。
自然と共にあること。それはこの島に生きる人々の、当たり前の日常です。
Population
徳之島の人口はおよそ2万人。
大都市の喧騒とは異なり、人と人との距離が近く、世代を超えて支え合う文化が今も息づいています。
朝の挨拶、祭りの準備、収穫の手伝い。暮らしの中に、共同体の温もりがあります。
この島では、「誰かのために」が自然と根付いています。
Culture
闘牛、島唄、豊年祭。
徳之島には、長い時間をかけて育まれてきた独自の文化があります。自然への敬意と、祖先から受け継がれてきた祈り。
祝いの日も、日常の営みも、島の文化は今も静かに受け継がれています。
それは形あるものだけではなく、この土地に流れる“時間”そのものかもしれません。
この風土が、私たちの珈琲の原点です。
珈琲を育てる
コーヒーの栽培は、種から苗を育てることから始まります。
発芽した小さな苗を大切に育て、健康な苗木になるまで管理を行います。この苗が、未来のコーヒーの木になります。
十分に育った苗を農園へ植え付けます。
徳之島の自然環境の中で、ゆっくりと根を張り、コーヒーの木は少しずつ成長していきます。
コーヒーの木は植えただけでは育ちません。
草刈り、剪定、土壌管理など、日々の手入れを重ねながら、健康な木になるよう育てていきます。
春になると、コーヒーの木には白く小さな花が咲きます。
ジャスミンのような甘い香りが農園に広がり、収穫の季節へと向かっていきます。
コーヒーを収穫する
花が咲いた後、コーヒーの実はゆっくりと育っていきます。
時間をかけて赤く熟した実はコーヒーチェリーと呼ばれます。
完熟したコーヒーチェリーを一粒ずつ丁寧に収穫します。
品質を守るため、収穫は手作業で行っています。
収穫したコーヒーチェリーから果肉を取り除き、コーヒー豆を取り出します。
この工程によって、コーヒーの味わいが大きく変わります。
精製したコーヒー豆をゆっくり乾燥させ、水分量を整えていきます。
丁寧な乾燥が、コーヒーの品質を支えています。
一杯のコーヒーへ
乾燥した豆の中から、品質の良い豆を選別します。
この工程で、コーヒーの品質をさらに高めます。
コーヒー豆の個性を引き出すために、丁寧に焙煎を行います。
焙煎によって、コーヒーの香りと味わいが生まれます。
焙煎したコーヒー豆を袋詰めし、鮮度を保ったままお届けできるよう準備します。
徳之島の自然が育てたコーヒーを、あなたの一杯へ。
豊島珈琲園のコーヒーが、日常の小さな幸せになりますように。